夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第31夜

ショッピングモールの下りエスカレーターに乗ったところで、小さい赤ちゃんを拾った。身長15cm弱、裸のキューピー人形のような赤ちゃんが、エスカレーターのステップに落ちていた。拾い上げると、泣き声の中で、割りかししっかり大人の口調で、しきりに何か…

第30夜

学校で、自分の文集を制作するという課題が出された。各自、家で一冊ずつ手作りしてきて、提出しなければならない。私は黄色い画用紙をカッターで切り分け、文集の表紙にすることにした。切った画用紙に、ボールペンで極小の文字を書き埋めていく。文字列で…

第29夜

虚無。 5時間57分39秒。

第28夜

小学校高学年の林間学校にて、2人ペアを作り、相方をおんぶして岐阜県を目指し歩いた。疲れたら、今度は自分がおんぶしてもらい、交代で背負いあってゴールを目指す。道は田んぼの畦道のようで、泥が多く、歩くと泥水が跳ねてズボンが汚れた。私たちのペアは…

第27夜

自室の机にシャンパンボトルを並べていたら、今日はバレンタインであることを思い出した。チョコレートの箱を学生鞄に放り込み、学校へ向かった。教室に入り、渡したい人を見つけたが、常に大勢でたむろっているので、渡せない。彼らは帰り支度を済ませ、昇…

第26夜

夜、突然インターフォンが鳴り、玄関を開けると、知らない女性が立っていた。女性は、「この家は、あなたが生きてるうちに売ってしまわなきゃいけない」と言った。私は黄色いワイシャツ、黄色いスカート、全身黄色の装いで外に出た。 女性に連れられ、巨大な…

第25夜

駅中商業施設のような中学校の廊下を歩いていた。天井や壁には、クリスマス用の煌びやかな電飾が張り巡らされており、休み時間だから、大勢の生徒たちが廊下を行き来し、騒いでいた。私は学校に飽きたので、帰ることにした。授業時間になるまで待とうと思い…

第24夜

ラーメン屋の一人娘が誘拐されたという。父親の店主は、娘が居なくなってから店を閉じてしまった。私はラーメン屋を訪れ、コンビニで買ったクレープを食べながら、店主と話した。店主が突然、「お前か」と掴みかかってきた。私が食べているクレープのクリー…

第23夜

虚無。 5時間18分17秒。

第22夜

警官として、大勢の警察官と共に、ビルの家宅捜査に入った。5階建てで、1フロアに3部屋以上あった。専門学校の校舎のようだったが、1人の女性が、大勢の子どもたちと暮らしているという。ビル中を警官たちが物色して回り、その間、女性と子供たちは一部屋に…

第21夜

虚無。 4時間22分36秒。

第20夜

校舎の1階、昇降口から入ってすぐ、3階まで吹き抜けにされた広いロビーに、同学年の生徒全員が集められていた。これから、修学旅行に行けるグループが発表されるという。見渡すと、ほとんどのグループは6人組で、私のグループだけ4人組だった。次々とグルー…

第19夜

不良のクラスメイト数人と一緒に、夜の教室で片栗粉を爆発させた。教室は、粉と煙で真っ白になった。みんなでゲラゲラ笑いながら、廊下を走って、深夜の繁華街まで逃げた。小学校から仲の良い青年が、この不良グループのリーダーである。青年は、騒ぐ私たち…

第18夜

コンビニへ入店し、商品棚を上から下まで物色した。店には、私の他に客も店員も居なかった。しゃがみ込み、棚の一番下を覗き込むと、透明なプラスチックで出来た、小物を仕分けるための整理ボックスのセットが売っていた。部屋の片付けに丁度良さそうである…

第17夜

上野動物園にやって来た。東園と西園に分かれており、それぞれに入場口があって、全く別の動物園が2つある感じだった。初来園の友人と2人で来たので、まずはキリンがいる東園から案内することにした。東園入場口から、園内を時計回りに半周して、中央の並木…

第16夜

Mステのアリーナ撮影に参加した。巨大ステージでは大勢のスタッフたちが作業しており、客席では出演者たちが、それぞれ自分の演出に合うエキストラや小道具を探して走り回っていた。私は自分の小道具を両手に抱え、ステージ下でスタンバイしていると、小学校…

第15夜

アメリカで、巨大テーマパークの集団アルバイト面接に参加した。アメリカ人面接官の前で、1人ずつマニュアル通りの演技を披露していく。セリフは全て英語である。周りの受験生たちが次々と合格していく中、私だけが下手な演技で呆れられてしまう。そもそも面…

第14夜

ロフトベッドに寝転びながら、iPadで寝具店のホームページを開いた。文字ばかりの、いかにも昔のWebデザインで、寝具とは全く関係のない広告が所狭しと貼られていた。ホームページを開いた時点で、自動的に店員と、今同時にページを開いている客たちと、電話…

第13夜

寝坊して、目覚めたのは8時30分だった。今から準備をしても始業時間には間に合わないから、学校はサボってしまうことにした。スマホを開くと、「先生の部屋に行くだけで10円が貰える」という内容のメールが来ていたので、寮の自室を出て、廊下の先の、先生の…

第12夜

夕方の住宅街を歩いていた。道路脇の空き地には、浴衣姿で踊りの練習をする女性たちがいた。目的地である大きな古民家に到着し、入ると、体育館ほどある広い講堂で、20人近くが一斉に踊っており、その他大勢が講堂の端で正座して、自分の番が来るのを待って…

第11夜

自分のアパートが、知らない若者たちの溜まり場となっていた。広いリビングには10人同時に座れそうな大きなソファがあった。壁には数メートル四方の巨大スクリーンが張られており、プロジェクターによって、ゲーム「Minecraft」のプレイ画面が映写されていた…

第10夜

虚無。 6時間29分44秒。

第9夜

大ファンである少女漫画作家の個展が開催された。会場は横浜の赤レンガ倉庫のような、レンガ造りの建物だった。限定グッズが並べられている部屋と、その隣はアイランドキッチンのカフェスペースで、客は売り場でグッズを選びながら飲み物を注文していた。グ…

第8夜

中学2年生の夏。学年全員で、1人1人20枚の皿を両手に抱え、グラウンドから教室までを、列を成して歩く行事があった。廊下の角や階段の途中では、必ず一度立ち止まらなければならない。皆、皿を落とさぬよう、列を乱さぬよう、黙って慎重に歩いていたが、私は…

第7夜

ファミレスへ入ると、ほとんど満席であり、非常に騒がしかった。空いている席を探そうと、店内を隈なく徘徊する。客は全員、アニメ顔の2次元の女子高生か、どこにでも居そうな特徴の無い男子高生の、2種類の顔しかいなかった。それぞれのテーブルで、男女が…

第6夜

知らない中年男と一緒に、地下鉄の構内を歩いていた。電車を待つ為、2人組の若い男性達の後ろに並んだ。すると、男性達が振り返り、私の隣に立つ中年男に思い切りタックルをかました。中年男は3メートルほど吹っ飛び、2人組男性と、どこからともなく現れた大…

第5夜

ショッピングモールにて、従業員出入り口の観音扉を開くと、薄暗く広い空間に出た。巨大な正方形の空間に、中央に平家の日本家屋、その周りをぐるっと一周、長屋が囲んでいて、「回」の字の形で、江戸時代の街並みが再現されていた。家屋は全てオープンテラ…

第4夜

小学校の校舎で、小学生時代の同級生T君に追いかけ回されていた。教室へ逃げ込み、机の下に隠れ、クラスメイトに私を隠すよう指示する。廊下からT君の舌打ちが聞こえ、T君が教室へと入って来た。完璧に隠れたつもりだったが、T君は真っ直ぐ私の方へと歩いて…

第3夜

私と友人の2人で、ディズニーランドへやって来た。途中で私の母も合流した。友人が気まずい思いをしているのでは、と冷や冷やしていたら、道中のショッピングモールで、私の祖父母も合流した。いよいよ気まずい。全員が祖父のスピードに合わせて、のろのろ歩…

第2夜

オーディションを受けるために芸能事務所を訪ねると、高校進学時にお世話になった先生が出て来た。「君はあの有名な、最近ドラマや舞台で活躍している子か」と歓迎されるが、そんな事実は思い当たらない。人違いではないかと新聞を見せてもらうと、そこには…