夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第26夜

夜、突然インターフォンが鳴り、玄関を開けると、知らない女性が立っていた。女性は、「この家は、あなたが生きてるうちに売ってしまわなきゃいけない」と言った。私は黄色いワイシャツ、黄色いスカート、全身黄色の装いで外に出た。

女性に連れられ、巨大な展示場まで歩いて来た。沢山のブースが並べられており、物産展のような賑わいだった。あるブースで、私の家を買いたい、と言う夫婦と面談させられ、契約成立の証拠に、夫婦と私と女性とで集合写真を撮られた。私は、やはり家を売りたく無いので、展示場の天井にぶつかりそうなほど高く飛びながら、逃げた。後ろから時限爆弾が発射され、危うく当たりそうになったが、物産展のブースの机をひっくり返して盾にした。爆弾は私の目の前で爆発し、私は爆風で壁まで吹っ飛ばされた。

6時間42分56秒。