夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

Wednesday

第360夜

ショッピングモールは休日のわりに客が少なかった。広い館内の端に位置する室内遊園地へと入ってみると、いよいよ客の姿は無くなり、各アトラクションの入り口に係員が1人か2人立っているだけである。アトラクションを眺めて歩いていくと、ディズニーランド…

第353夜

虚無。 5時間36分52秒。

第346夜

久しぶりに通帳を開くと、「−4,000,000」という見たことのない巨額の支払い履歴が印字されていて、思わず声が出た。一括で400万円もする買い物をした覚えが無いので、何かしらの詐欺か、と疑ったが、よくよく思い出してみれば、体長3メートル近い巨大なシナ…

第339夜

夜中の駅前ロータリーには、ロータリーを覆い尽くすほどに巨大な、円形の流れるプールが設置されていた。駅舎の蛍光灯に照らされたプールは、反時計回りに流れており、小学1年生から6年生までの、合計500人近くの子どもたちが浸かっていて、満員だった。混ん…

第332夜

虚無。 5時間53分2秒。

第325夜

虚無。 4時間50分10秒。

第318夜

虚無。 8時間48分44秒。

第311夜

虚無。 5時間51分51秒。

第304夜

私はこの時、小学6年生であった。帰りのホームルームが終わり、教室を出て、昇降口まで降りていく階段の途中、突然トイレに行きたくなった。私たちの学年が普段使うトイレは3階にあるのだが、既に階下に来てしまったので、やむなく、2階にある、主に4年生が…

第297夜

高校の教室で、帰りのホームルームが行われていた。先生は黒板に時間割表を貼り出し、明日以降の授業の予定を説明しはじめた。時間割表は所々黒く塗りつぶされており、先生は「黒い箇所の時間は自習になります」と言う。クラスメイトたちが静かにうなづき、…

第290夜

虚無。 8時間26分16秒。

第283夜

虚無。 9時間48分13秒。

第276夜

私の刺殺を企んでいる殺人鬼がいるらしい。刃渡り20センチの包丁を振り回して、私を探している。殺人鬼は大柄な男で、左腕にある3針縫った傷跡が目印だという。私は、家中の窓に鍵を掛け、雨戸を下ろし、真っ暗な自室にこもって、内側から全身でドア押さえつ…

第269夜

虚無。 8時間7分24秒。

第262夜

会社帰りのサラリーマンで賑わう夕方の街を、線路沿いに住宅街の方へと歩いた。一軒家が建ち並ぶ途中、1軒分だけ空き地があり、光る警棒を持った警備員のおじさん2人が、空き地の中を行ったり来たり、警備していた。空き地が面する左右の家と、特に奥の家か…

第255夜

清澄白河駅を降りると、街は薄暗く、日はほとんど沈みかけていた。公園を目指して線路沿いを歩いて行くと、線路脇のフェンスの側に三脚を立てて、こちら向かってカメラを覗き込んでいる男性がいた。私の背後に被写体があるのかと思い、振り返ると、フェンス…

第248夜

夕方、自室のカーテンが開きっぱなしであることを思い出した。部屋に入ると、案の定カーテンは全開で、隣の空き地で開催中の小学校の運動会の様子が丸見えであった。急いで駆け寄ると、運動会はちょうど閉会式のようで、生徒たちが私の部屋の窓に張り付くよ…

第241夜

同世代の人ばかりが暮らす寮で生活している。私の部屋には2匹の柴犬がいて、1匹は黒色、もう1匹は茶色である。私はかねてより「2匹同時に散歩して良いものか」と疑問を感じ、遂にそれを隣の部屋に住む青年に相談したのだが、彼は「別々が良いだろう。1週間ご…

第234夜

高さ10メートル近くある2本のヤシの木の頂点を結ぶ様に張られたロープの真ん中に、1匹の猫が座っていた。ロープの真下には、猫が下に落ちてくるのを今か今かと待ち構え、ニヤニヤ笑っているおじさんが立っていた。私は、もし猫がおじさんの元へ落ちてしまっ…

第227夜

虚無。 8時間40分19秒。

第220夜

夜行バス泊にて不眠。

第213夜

虚無。 5時間18分56秒。

第206夜

虚無。 9時間15分49秒。

第199夜

昼間のバラエティ番組で、昨今話題のエッセイ漫画が紹介されていた。若い女性たちの日常生活でのあるあるを描き、共感を呼んでいる作品である。最後に作者とコメンテーターの対談があるというので、私はテレビの前で楽しみに待っていたのだが、作者として登…

第192夜

虚無。 6時間44分28秒。

第185夜

隣の家の工事の騒音で目が覚めた。カーテンを開けると、隣家の屋根に上っている作業員たちが、窓のすぐ目の前に見えた。眺めていると、彼らと目が合ってしまい、すると突然、作業員たちが一斉に私の部屋のベランダに降り立ち、窓を開けて、わらわらと室内ま…

第178夜

会館ホールに侵入するミッションが開始した。共に行動する仲間は5人ほどで、敵となる警備隊は敷地内や周辺の道路に100人ほどいた。私はホールの裏手に回り込み、建物の外壁である剥き出しの岩肌に飛び付いた。右手でぶら下がり、左手で岩を剥がすと、壁に裂…

第171夜

夏休み、毎日のように1日中同じバラエティ番組を見続けていた。不意に、自分は今年受験生であるという事実を思い出し、しかも、未だ夏休みの宿題は放置しっぱなしであり、塾の夏期講習に通うのも忘れていた。塾にはひとまず、8月18日から通い始めることにし…

第164夜

虚無。 6時間4分10秒。

第157夜

通りすがりのおじさん曰く「洗濯機が備え付けられているライブハウスがお気に入り」。 6時間55分23秒。