夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

Thursday

第151夜

虚無。 5時間16分28秒。

第144夜

虚無。 8時間29分10秒。

第137夜

大きな屋台の中華屋にやって来た。屋外なのだが、バイキング形式の店である。私は友人と、2人席に向かい合って座った。友人が「肉まんが食べたい」と言うから、私は料理が並ぶ台まで取りに向かった。「肉まん」の札が掛かる銀の大きなボウルには「厳選した特…

第130夜

放課後、1人で水族館へ立ち寄った。ちょうど子ども向けの勉強イベントをやっていたので、暇つぶししたい私は列に並んで参加した。壁一面に水槽が並べられた小さなホールに入り、20人程度の子どもたちと、私は、体育座りをして講師の登場を待った。拍手と共に…

第123夜

部屋に閉じこもって、フローリングに寝転がりながら、スマホでラジオを聴いていた。2人の男性パーソナリティと、稀にディレクターの声も聴こえる、3人でボソボソ会話しているだけの番組だった。BGMも効果音も無く、3人がただひたすら低く喋っているのを、1時…

第116夜

書店のレジ横に、ポケモンカードが売られていた。10種類ほど並べてあるが、1種類1パックずつしか置かれていない。私はポケモンについての知識が皆無だから、デザインで選ぼうと思い、ウーパールーパー的水ポケモンが描かれたパックと、赤色箔押しのいかにも…

第109夜

校庭で巨大双六が行われていた。地面に1メートル四方のマスが何百個と連なって描かれ、校庭いっぱいを占めるように巨大な渦を描いていた。参加者はYouTubeで人気の配信者たちで、観客席には大勢のファンが観に来ていたが、ひとます進む毎に「その場で23歩足…

第102夜

卒業式の前日、放課後の廊下で、特に仲が良かったわけではないクラスメイトの女子に呼び止められた。彼女は「明日、卒業生代表のスピーチするために、スミレの花から私への伝言を聞いてきて欲しい」と言った。私は、スミレの花が何処に咲いているかすら知ら…

第95夜

中学校に2度目の入学。「また来たのか」と言われるかと思っていたら、かつての担任の先生は、私の顔を覚えていないようである。私は職員室に乗り込んで、「中学は義務教育だから、登校してもサボっても卒業出来るんだぞ」と大声で宣戦布告した。2度も中学へ…

第88夜

虚無。 5時間22分36秒。

第81夜

大型犬を連れて海の中を散歩していた。水中でリードを引いて、犬と一緒に水を蹴って走っていた。水面が近づいてきた頃、大きな地響きが鳴り、地震が起こった。私は慌てて砂浜に上がり、海岸を歩いていた知人に犬を預けて、避難を促した。私は人を探すために…

第74夜

学校に登校すると、授業が始まるまで掃除の時間だった。私は教室担当なので、30人分の机をひとつひとつ、隅々まで消しゴムをかけて周った。鉛筆で彫りつけられた落書きが、なかなか消えなかった。ふと顔を上げると、私以外の生徒全員の姿が見えないので、巡…

第67夜

教室の1番前の席に座って授業を受けていた。教卓がすぐ目の前の、先生に最も近い席だった。先生の話に矛盾点があったので、私は立ち上がって、先生のどこが間違っているかを並べ立て、声を荒げて反論した。先生は「やれやれ」といった調子で肩をすくめ、生徒…

第60夜

北海道のリゾートホテルでアルバイトをしていた。映画館も併設されている巨大ホテルで、正面玄関のロビーは3階まで吹き抜け、中央には大きなシャンデリアが吊るされていた。内装は豪華な造りだが、建物の外観は「銀座のビジネスホテル」のようなシンプルな見…

第53夜

同級生の友人と2人で、お台場にある科学館へ行ってきた。宇宙科学がメインテーマの施設で、館内にはたくさんの望遠鏡が並んでおり、中には全長10メートルはありそうな、異様に細長い望遠鏡も展示されていた。 科学館を出て、お台場の駅へ向かうと、駅前ロー…

第46夜

小学校の教室にて、5時間目は自習なので、生徒たちは各々好きなことをやって騒いでいた。担任の先生は椅子に座り、教卓に肘をついて、私が提出した「通り雨が」という詩を如何にもつまらなそうに朗読した。読み終わって、「こういうのを提出した人もいます」…

第39夜

横浜にある古いラーメン屋に入った。店内はいかにも昭和の定食屋で、赤い丸椅子と焦茶色のテーブルが並び、客が5.6人入っていた。まずは入って正面のレジにて、注文をしなくてはならない。エプロンに三角巾姿の恰幅の良いおばちゃんに、「後から連れが来るの…

第32夜

放課後、最寄り駅に向かった。ホームには中央線のオレンジ色の電車が停まっており、ホームの地面には、電車の昇降口に並ぶための白線が、各昇降口ごとに2本ずつ引かれていた。昇降口の数だけ、列が作られる形である。列ごとに、地面には「神奈川」「石川」の…

第25夜

駅中商業施設のような中学校の廊下を歩いていた。天井や壁には、クリスマス用の煌びやかな電飾が張り巡らされており、休み時間だから、大勢の生徒たちが廊下を行き来し、騒いでいた。私は学校に飽きたので、帰ることにした。授業時間になるまで待とうと思い…

第18夜

コンビニへ入店し、商品棚を上から下まで物色した。店には、私の他に客も店員も居なかった。しゃがみ込み、棚の一番下を覗き込むと、透明なプラスチックで出来た、小物を仕分けるための整理ボックスのセットが売っていた。部屋の片付けに丁度良さそうである…

第11夜

自分のアパートが、知らない若者たちの溜まり場となっていた。広いリビングには10人同時に座れそうな大きなソファがあった。壁には数メートル四方の巨大スクリーンが張られており、プロジェクターによって、ゲーム「Minecraft」のプレイ画面が映写されていた…

第4夜

小学校の校舎で、小学生時代の同級生T君に追いかけ回されていた。教室へ逃げ込み、机の下に隠れ、クラスメイトに私を隠すよう指示する。廊下からT君の舌打ちが聞こえ、T君が教室へと入って来た。完璧に隠れたつもりだったが、T君は真っ直ぐ私の方へと歩いて…