放課後、最寄り駅に向かった。ホームには中央線のオレンジ色の電車が停まっており、ホームの地面には、電車の昇降口に並ぶための白線が、各昇降口ごとに2本ずつ引かれていた。昇降口の数だけ、列が作られる形である。列ごとに、地面には「神奈川」「石川」のように、日本の地名が書かれていた。その地名の列に並び、その列の昇降口から電車に乗り込めば、その地名の場所まで連れて行ってくれるらしい。私は東北に行きたいので「仙台」と書かれた列から電車に乗った。電車はまもなく発車した。
車内の電光掲示板には、「前の駅：薩摩、次の駅：仙台」と表示されていた。座席には、高校時代の同級生が何人か座り、騒いでいた。立っている客も数名いた。仙台までは20分足らずで到着した。観光客向けの料亭で、ちゃんこ鍋と、大盛りのつけ麺をご馳走してもらった。
7時間41分38秒。
