夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第357夜

結婚式に参列した。新郎新婦は全くの赤の他人だったが、招待されてしまった手前、参加する他ない。式場には私も含め、着飾った数百人の参加者たちがグラスを片手に歓談しており、満員電車の如く混み合っていたが、彼らの頭上3メートルほどのところに突如、大…

第356夜

虚無。 5時間25分59秒。

第355夜

虚無。 4時間32分51秒。

第354夜

私が生まれるより前に放送されていたアニメ「ドラえもん」の音声をパソコンで読み込み、すべての話を開始15分地点でカットし、それ以降を消去する、という「ドラえもんの全放送回を15分ピッタリに揃える仕事」をしていた。 6時間26分28秒。

第353夜

虚無。 5時間36分52秒。

第352夜

目覚めると、窓もドアも無い部屋に1人でいた。死後の世界である。コンクリート剥き出しの伽藍堂な室内には、裸の蛍光灯がかろうじて1本光っており、床には、スマホが落ちていた。拾い上げて、電源を入れると、私が昨日、死ぬ間際に友人知人に送ったメールが…

第351夜

虚無。 6時間33分14秒。

第350夜

ある立食パーティに出席した。ドレスアップした大人たちがホールに集まり、軽食を片手に穏やかに歓談している。瞬間、1人の招待客の左耳が、バチンという破裂音と共に弾け飛んだ。途端にホールには悲鳴が沸き上がり、みんな、次は自分の耳が爆発するのではな…

第349夜

不眠。 6時間1分16秒。

第348夜

虚無。 7時間22分44秒。