夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

Sunday

第154夜

虚無。 9時間24分30秒。

第147夜

目を覚ましたのは15時過ぎであった。布団でゴロゴロしていたら深夜になってしまったので、慌ててご飯を買いにイオンまで走った。まだ午前2時半だから営業しているだろう、と思っていたのだが、いざイオンまで来てみると、煌々と蛍光灯の照らす広い駐車場は、…

第140夜

これまでの人生で何度か見ていた「ストーリーが続いている夢」を、私以外も見ている人がいることに気付いた。私と、友人と、同い年の従姉妹と、この3人は、そのストーリーの夢を見ている間は、同時に本人の意識も共有されており、つまりは、同じ1つの夢を3人…

第133夜

工事現場の肉体労働に耐えかね、逃げ出すことにした。切れた蛍光灯を捨ててくる振りをして、そのまま無断で現場から抜け出し、走った。後ろから、黒ずくめの痩せた長身の男と、工事現場のヘルメットを被った警備員の男が、走って追いかけて来るのが見えた。…

第126夜

町内放送で、町中に警報が鳴り響いた。「今日は身体に電流が流れる日です」という合図である。相応の対策をしないと、全身が痺れて、夜までには死んでしまう。専用の特殊なレモンタブレットを噛み砕くか、それが無ければ、ゆで卵を食べることで症状が改善さ…

第119夜

学校のグラウンドに、三内丸山遺跡を再現した、縄文時代の生活を体験できる公園が作られた。私が監修した公園ということで、同級生は口々に「こんな施設を作れるなんて凄いね」と言ってきたが、私は監修しただけであって、実際に建設した訳ではないから、気…

第112夜

虚無。 5時間22分1秒。

第105夜

昼食は毎日、近所にある行きつけのラーメン屋で、大盛りの油そばを食べている。必ず毎日食べるのだから、前日に明日の分まで注文しておこう、ついでに明後日の分も、来週の分も、と大量に予約注文し過ぎた結果、ラーメン屋の店主は何を勘違いしたのか、私の…

第98夜

体育館にて、「環境について考える集会」が開かれていた。出演者たちはステージ上に5人1組で座り、彼らがディスカッションしている様子を一般人は観覧席から見るというイベントであった。私は出演者側だったが、5人1組で座るタイミングで1人残ってしまい、大…

第91夜

虚無。 4時間19分44秒。

第84夜

高校にて、犯罪組織による授業が開催された。黒板の前に立った組織の面々は、我々生徒に向かってデスゲームを提案した。ルールは単純な「鬼ごっこ」である。まず、前列に座る2人の生徒が鬼に指名され、手の甲にタトゥーを入れられた。鬼にタッチされると自分…

第77夜

洋服店でアルバイトをしていた。狭い店内には、ハンガーに掛けられたセーターが、壁から天井から、所狭しと吊るされていた。私は閉店後、店中のセーターをハンガーから外し、バックヤードに仕舞う仕事だった。先輩の女性は、店の一角を占める大量のパワーパ…

第70夜

真夏、青空が冴え渡る朝、アパートに帰宅した。部屋は2階の角部屋だった。玄関のドアを開けると、内装は寝台列車の個室のようだった。幅は2メートル程しかなく、広さは6帖程度の細長い部屋で、広いキャンピングカーのようでもあった。四方すべての壁が車窓に…

第63夜

高校の合宿で、国立図書館に泊まった。腰の高さの本棚が何十列も並べられており、展示場のように広い館内のずっと奥まで続いていた。私たち生徒は4人ずつの班に分かれて、本棚と本棚の間に布団を敷いて寝た。館内は一晩中、電気がつけられたままだった。寝転…

第56夜

振り込みをする為に、銀行のATMに並んだ。行内には数十人の客が長い行列を作っていた。並んでいる人は全員、銀行入り口で渡された冊子を持っており、読みながら列に並んでいる。私も冊子を受け取り、列の最後尾についた。冊子はA4サイズで、厚さは5ミリ程度…

第49夜

虚無。 4時間18分18秒。

第42夜

虚無。 4時間39分35秒。

第35夜

体育祭で、リレーの出番を待っていた。待機場所は校舎地下1階の空き教室で、天井付近の覗き窓からグラウンドの様子が見えた。私たちのチームは7人で、内4人は他の教室、私たちは3人でこの教室に待機していた。地下だから薄暗く、私たちは押し黙って、床にし…

第28夜

小学校高学年の林間学校にて、2人ペアを作り、相方をおんぶして岐阜県を目指し歩いた。疲れたら、今度は自分がおんぶしてもらい、交代で背負いあってゴールを目指す。道は田んぼの畦道のようで、泥が多く、歩くと泥水が跳ねてズボンが汚れた。私たちのペアは…

第21夜

虚無。 4時間22分36秒。

第14夜

ロフトベッドに寝転びながら、iPadで寝具店のホームページを開いた。文字ばかりの、いかにも昔のWebデザインで、寝具とは全く関係のない広告が所狭しと貼られていた。ホームページを開いた時点で、自動的に店員と、今同時にページを開いている客たちと、電話…

第7夜

ファミレスへ入ると、ほとんど満席であり、非常に騒がしかった。空いている席を探そうと、店内を隈なく徘徊する。客は全員、アニメ顔の2次元の女子高生か、どこにでも居そうな特徴の無い男子高生の、2種類の顔しかいなかった。それぞれのテーブルで、男女が…