夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第193夜

小学校の昼休み、4年1組の教室に入ると、真昼間だというのにカーテンがきっちりと締め切られていた。直射日光が遮られた薄暗い教室では、5、6人の生徒が各々の席で自習をしている。私は1番後ろの窓側の席に座った。窓際には自動販売機が置かれており、私は喉が渇いていたから、お茶を飲みたいと思ったのだが、130円のウーロン茶は売り切れており、あとは甘ったるいジュースか、758円もする緑茶しか残っていなかった。仕方がないから、財布から百円玉を8枚取り出して自販機に突っ込み、緑茶のボタンを押した。ガコン、という音と共に、1リットルの大きな緑茶のボトルが吐き出された。

6時間1分12秒。