夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第127夜

ドアを開け、自室に入ると、2体の自分の身体があった。2脚置かれたパイプ椅子の上に、それぞれ体育座りをして、膝に顔を埋める格好で寝ていた。2体とも完全に私の身体であり、完全に生きている身体であったが、ピクリとも動かずに、うずくまった状態で、ただそこにあった。あまりの気持ちの悪さに、私は絶叫した。

6時間42分12秒。