ドアを開け、自室に入ると、2体の自分の身体があった。2脚置かれたパイプ椅子の上に、それぞれ体育座りをして、膝に顔を埋める格好で寝ていた。2体とも完全に私の身体であり、完全に生きている身体であったが、ピクリとも動かずに、うずくまった状態で、ただ…
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