夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第236夜

地下鉄の満員電車を降り、改札を出たところで、自分が裸足であることに気付いた。駅舎内にある体育館を覗き、練習中の高校バレー部の生徒たちに、部室に私のスニーカーが紛れていないかと尋ねた。練習中にも関わらず、部長らしき女の子が奥の倉庫まで探しに行ってくれた。程なくして、彼女は巾着袋を手に戻って来た。開けてみると、中には私のスニーカーが入っていた。私は何度もお礼を言って、駅を後にした。

7時間19分44秒。