夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第202夜

小学校の教室にて、昼休みになると突然、1人の男子生徒が、もう1人の男子生徒を大声で酷くからかい始めた。クラスメイトたちが取り囲んで見守る中、いじめられた子の身体はガタガタ震え始め、すると、胴体からボロっと四肢が剥がれ落ち、肉塊が木の板となって、身体がバラバラと崩れ始めた。教室に悲鳴が響き渡った。「これ〇〇だよ」と、この地域の怨霊の名を叫ぶ生徒もいた。「やばいよ」「謝りな」「取り返しが付かないよ」と、クラス全員が一丸となって、いじめていた張本人に詰め寄った。いつの間にか、いじめの犯人は男子生徒ではなく、私にすり替わっていた。私は、先生に言い付けられるのも、怨霊に呪い殺されるのも恐ろしくて、教室を飛び出し、「死にたくない」の一心で、山の麓の病院まで無我夢中で走った。

5時間39分36秒。