夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第139夜

ドンキの化粧品売り場を出ると、店先は道路ではなく、幅20メートル程度の、どこまでも続く大きな滑り台になっていた。ただ下降するだけでなく、ウォータースライダーのように緩やかな起伏があり、台面にはピンクのスライムのような液体が流れている。私は周りの人たちと一緒に、スタート地点から腹這いで滑り出した。数百メートルの距離を滑っていくと、正面に高い壁が立ちはだかっていた。壁に見えるが、よく見ると、幅2メートルほどの柱が格子状に組まれている。一緒に滑っていた人たちは格子の隙間をすり抜けて滑って行ったが、私は柱に頭から激突した。

6時間9分4秒。