2022-12-14 第136夜 Wednesday 久しぶりに登校しようとしたのだが、学校の場所を忘れてしまった。朝の通勤通学で賑わう駅前通りを、行ったり来たりして彷徨ったが、どの方角かすら見当も付かない。気付くと、見知らぬ住宅街に迷い込んでしまっていた。一軒家が建ち並ぶ中に、扉が開けっぱなしの教会のような大きな家があった。中に入ると、10人程度が輪になって椅子に腰掛け、絵本を朗読していた。地域のこども会の、絵本読み聞かせサークルだった。 6時間12分51秒。