2022-12-13 第135夜 Tuesday 大洪水が押し寄せて、家の地盤はほぼ水と化してしまった。建物ごと今にも沈んでしまいそうだったが、私はこのまま、家の中で立て篭もることにした。部屋には数人の同級生も一緒にいたが、彼等は外に戦いに出掛けるという。家を出た彼等は、すっかり水没し切った道路にボートを浮かべて、そこから建物内の私にペットボトルの水やジュースの瓶を投げてくれた。キャッチして、見ると、ボトルにはどれも薄茶色に濁った液体が、半分ほど入っているばかりだった。蓋を開けるまでもなく、腐ってるのがわかった。 5時間59分53秒。