夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第47夜

高校の校内は、来る文化祭の準備のために、廊下も教室もグラウンドも生徒たちで溢れかえっており、賑やかであった。私は友人と共に、3階の廊下の突き当たりにある自販機で、カフェオレを1本買った。渡り廊下に出ると、外のグラウンドで全校集会が開かれようとするのが見えたので、急いで1階まで駆け降り、グラウンドに出た。グラウンド中央には文化祭実行委員会によって建てられた仮設ステージがあった。ステージを取り巻くように、数百人の生徒たちが地べたに座り込んでいる。私たちは木影に座り込んだ。

やがて、実行委員長がステージへ上り、マイクを持って演説し始めたのだが、話にまとまりがなく、だらだら長い。私は唐突に、これは自分の夢なのだと思い出した。私は群衆の前に走り出て、ステージへ上がり、手に持っていた舟形の大きな皿で実行委員長の頭をぶっ叩いた。皿が粉々に割れただけで、実行委員長は平然としていた。

5時間4分55秒。