夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第328夜

宿泊しているホテルを出て、一番近いファミマまで走った。時刻は20時ごろである。空腹に限界が来たので、なにか食べ物を調達したかった。ファミマに入ると、店内は薄暗い。商品棚には何も置かれておらず、空き店舗のようにスッカラカンで、棚と棚の間の通路には、行事で使ったのだろう、布や装飾品が乱雑に置かれていた。誰も居ないかに思われた店の奥には、3人のおばさんが世間話をしており、「まるで赤ちゃんのようにもりもり働けるのが若さよ」というセリフが聴こえた。3人は、この店の経営を諦めてしまった、元店員だった。

7時間20分0秒。