夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第319夜

断崖絶壁の岩肌に、巻き付くように作られた細い道があり、おもちゃの線路が敷かれていた。線路にトミカのパトカーを乗せてみると、ヒュルヒュルという音を鳴らしながら走り出し、崖っぷちを疾走した。遠くから眺めていると、道の向こうの地面が崩れ、線路が途切れているのが見えた。このままだと、パトカーが奈落へと落ちてしまう。私は細い道のを走って、パトカーを飛び越え、終着点に先回りして、ギリギリのところでパトカーを掴み上げた。しかし後日、私は「崖からミニカーを落とした罪」で先生に呼び出されたのである。

5時間39分23秒。