夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第302夜

合宿に向かうバスに乗っていた。バスは高速道路を降りると、そのまま住宅街に入り、休憩のために一軒家の前で停車した。乗客たちと共にバスから降りると、そこは私の実家だった。私は家に入って、自分の部屋のドアを開けると、私の知らない白い家具でレイアウトされた可愛らしい部屋が広がっていた。壁際にはひとり暮らし用の冷蔵庫が置かれており、開けてみると、中には大量のアイスが詰まっている。私はガリガリ君をひとつ引っ張り出し、白く毛足の長いカーペットに寝転がって、食べ始めた。あまりに居心地が良いから、このままこの部屋に居座り、合宿をサボることに決めた。

9時間8分59秒。