夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第205夜

中学校の昼休み、1階の学食を目指して階段を下りていくと、階段の踊り場に購買スペースができていた。2メートル四方ほどの狭い範囲をレジカウンターで囲い、中には菓子パンやお菓子が置かれている棚があって、客は外から棚にある商品を見て欲しい物を伝えるのである。今日そのレジを担当しているのは、私の同級生であった。私は驚いて、「私もそのバイトしたいんだけど」と言うと、同級生は「誰でも出来るよ。時給680円で」と言った。校内でアルバイトが出来るという利便性を考慮すれば、そのくらいの時給が妥当だろうか。しかし、「昼ごはんはいつ食べてるの」という質問に対して、同級生は「家からおにぎりを持って来て、2.3時間目の間とかに食べてる」と言う。私は、寝坊したためにおにぎりを用意できず、毎朝コンビニで680円以上の昼ごはんを買う自分を想像してしまい、結局、「私には無理そうかも」と言った。

6時間30分12秒。