夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第191夜

修学旅行当日の朝、学校前に到着したバスに乗り込み、いよいよ出発、というところで、私は、着替えなどの大きな荷物を忘れて来た事に気付いた。バスは既に高速道路に乗ってしまっている。私は隣に座る友人に「実は荷物を忘れたから、最初のサービスエリアで下りて、帰る」と伝えた。やがて、バスはサービスエリアに到着した。私は宣言通り、バスから下りて、バスに乗るクラスメイトたちを見送り、そして自力で帰宅した。

週明けの月曜日、修学旅行から帰って来た私たちの学年は、今日から林間学校である。しかし「林間学校のしおり」には、「当日は登校後、100分間授業をした後にバスに乗り、出発します」としか書かれておらず、何時に登校すれば良いのか明記されていなかったので、適当に11時ごろ登校してみたら、同級生たちは既に全員出発した後だった。途方に暮れながら廊下をウロウロしていると、生徒指導の教師に呼び止められた。私は職員室まで連行されて、「お前は修学旅行も行かなかった奴だろう」と叱られ、「罪状」と書かれたプリントを渡された。

9時間11分53秒。