夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第159夜

背丈ほどの大きさのサメを2体仕留めて帰路についた。駅中のデパートを通って帰るのだが、デパートは思ったよりも混んでおり、すれ違う人全員が、私の背中で伸びているサメを凝視している。ディズニーストアを抜けて、突き当たりのエレベーターに乗り込み、1階を目指した。1階の駐車場で降りると、私を待ち伏せていたのだろう、数人の黒服の追っ手がこちらに歩いてきた。私はダッシュで駐車場を駆け抜け、駅まで走った。背負っていたサメは、とっくに何処かに落としてしまっていた。駅を抜けて郵便局に駆け込み、郵便局抜けて、人気のない中華街までやって来た。私は露店の屋根によじ登り、テント布の中に隠れた。布の肌触りが心地良く、そのまま寝てしまった。

8時間18分50秒。