夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第152夜

海沿いに建つ広い食堂である。50代くらいのおばさんが、1人で切り盛りしている。昼になると、付近の学校に通う大勢の中高生たちが全員やって来て、食堂は文化祭のような賑わいになる。しかも、学校ごとに昼休みの始まる時間が異なるから、群衆は15分差で、3回に分けて訪れる。おばさんは、全部の学校の生徒が全員来てから食事を作ろうとして、毎日てんやわんやになっている。私はおばさんに、「最後に一気に作ろうとしないで、3回に分けて、作りながら提供しようよ」とアドバイスした。

11時間18分53秒。