夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

第120夜

小学校の帰りの会で、ハロウィンの仮装を披露することになった。隣の席の人と2人で同じ仮装をして教卓の前に立つのだが、私はそんな事をするなど知らなかったため、そもそも仮装を用意していなかった。順番が来ても立ち上がらない私を見た先生は、笑顔で「倫理の授業しましょうか」と嫌味を言った。クラスメイトたちは真顔だった。あまりの理不尽な仕打ちに、私は走って教室を飛び出した。校門から走り出て、住宅街ダッシュしていると、夜になった。私は踏切を渡ったところで転んでしまい、すると、道の真ん中を猛スピードで走ってきた自転車に轢かれた。迫り来る自転車のフロントライトの眩しさを、よく覚えている。

時間分秒。