夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第243夜

小学校の教室の準備をする早朝バイトをしていた。朝、登校した生徒たちが日光浴をしに校庭へ出ている間に、教室の窓を全て開けて換気し、床にモップかけ、ゴミ箱を2つ設置して、先生のパソコンに来てるメールの返信作業をする。誰もいない教室で1人で業務を…

第242夜

虚無。 7時間50分0秒。

第241夜

同世代の人ばかりが暮らす寮で生活している。私の部屋には2匹の柴犬がいて、1匹は黒色、もう1匹は茶色である。私はかねてより「2匹同時に散歩して良いものか」と疑問を感じ、遂にそれを隣の部屋に住む青年に相談したのだが、彼は「別々が良いだろう。1週間ご…

第240夜

虚無。 7時間0分53秒。

第239夜

放課後の昇降口は帰りの生徒たちで賑わっていた。横50箱×縦10箱ほどある巨大な下駄箱は、漏れなく全て鍵が掛かっていた。見た目は全部同じ下駄箱でネームプレートもないため、どれが自分の下駄箱か分からない。私がオロオロしている間にも、クラスメイトたち…

第238夜

車の後部座席で目覚めた。なにやら騒がしい気配がしたので、窓から外を覗いてみると、私は駐車場に置かれた乗用車の中にいて、ここは近所の住宅街のようであった。住人たちが喚きながら走り回り、あちこちで警官が交通整理をしており、混沌とした様子だった…

第237夜

虚無。 7時間12分27秒。

第236夜

地下鉄の満員電車を降り、改札を出たところで、自分が裸足であることに気付いた。駅舎内にある体育館を覗き、練習中の高校バレー部の生徒たちに、部室に私のスニーカーが紛れていないかと尋ねた。練習中にも関わらず、部長らしき女の子が奥の倉庫まで探しに…

第235夜

虚無。 8時間50分43秒。

第234夜

高さ10メートル近くある2本のヤシの木の頂点を結ぶ様に張られたロープの真ん中に、1匹の猫が座っていた。ロープの真下には、猫が下に落ちてくるのを今か今かと待ち構え、ニヤニヤ笑っているおじさんが立っていた。私は、もし猫がおじさんの元へ落ちてしまっ…

第233夜

虚無。 4時間53分51秒。

第232夜

卒業式当日、教室で最後のホームルームが始まった。先生が「曲を1人ワンフレーズずつ歌っていこう」と言い、1番前の席の生徒を1人指名した。前の席から順番に1人立ち、ワンフレーズ歌ったら座り、次は後ろの席の人が立って歌う、という形である。私は1番後ろ…

第231夜

休日のためか、屋内温水プールは親子連れやカップルで大いに賑わっていた。流れるプールにザブンと浸かってみると、温水は想像以上に熱く、ほとんど温泉のような水温だった。ふと隣を見ると、60代くらいの男性が、水から上がる前に力尽きたのか、プールの壁…

第230夜

虚無。 8時間31分18秒。

第229夜

立てこもり犯の人質として、知らない人5.6と一緒に水路に閉じ込められていた。胸から下が常に水に浸かっている状態で、私たちは2日以上もの間、ただひたすら犯人を刺激しないよう気を付けながら、水中でこっそり武器を作っていた。3日目の朝、ステンレスの定…

第228夜

実家の浴室のドアを開けると、知らない親子が身体を洗っていた。2歳くらいの男の子と、その母親である。私が無視して入浴しようとしたら、母親が「シャワーで流してくださる?」と言う。男の子の身体を流すのを手伝ってくれ、ということらしい。私は男の子に…

第227夜

虚無。 8時間40分19秒。

第226夜

校庭にあるキャンプ場の端っこで、白い鳩と黒い鳩がそれぞれ10羽ずつ、2列で整列していた。鳩たちは剥製かのように微動だにせず、全員前を向いて佇んでいた。私は鳥が嫌いなので、鳩の列を見つけるやいなや、踵を返して一目散に寮まで戻った。自室の扉を開け…

第225夜

虚無。 6時間36分18秒。

第224夜

そのケージの中には1匹の猫がいた。ピンクがかった薄茶色の体に所々白い毛が混ざる、トラ柄の猫だった。大きさは手のひらに収まるほど小さく、ケージの中でぎゅっと丸まり、目を細めて眠っていた。私は、このままでは猫が死んでしまうのではないかと思い、慌…

第223夜

早朝、いつもの通学電車に乗り込んだ。この時間は毎朝ひどい満員電車のはずなのだが、今日は1人の客も乗っていなかった。朝日に照らされて高架を走る明るい車両には、私1人だけが立っている。静寂に車輪の轟音だけが響く中、私は未だ立ち尽くしたままで、窓…

第222夜

小学校の教室が、私が宿泊するホテルの部屋であった。教室の机は片付けられ、大きなベッドとパソコンデスク、ソファなど、ビジネスホテルにありそうなセットが置かれていた。部屋に入ると、隣の教室の授業の声が大音量で聞こえてくる。よく見ると、壁の裂け…

第221夜

夜行バス泊にて熟睡。

第220夜

夜行バス泊にて不眠。

第219夜

虚無。 7時間5分54秒。

第218夜

トイレに行きたくなったので、駅前のデパートに立ち寄った。エレベーターに乗り込み、3階のトイレを目指そうと思った。エレベーターの扉が開くと、中には、エレベーターの半分以上を占める巨大なベビーカーと、その傍には母親、母親の足元には3人の小さな子…

第217夜

アパートの2階にある自室のカーテンを開けると、隣家の植木の上に、私のサメのぬいぐるみが2体引っかかっているのが見えた。窓を開けて手を伸ばし、何とか掴もうとするが、ギリギリ届かない。裸足で窓枠へよじ登り、植木まで飛び移ろうかと考えたが、これが…

第216夜

昼食の時間になったので、サンドウィッチでも買いに出かけることにした。近所のコンビニに入ってみたが、サンドウィッチはおろか、おにぎりひとつ置かれていない。周辺のコンビニも見て周ったが、食料品はどこも売り切れており、最終的に自宅から3キロ近い…

第215夜

虚無。 7時間37分44秒。

第214夜

中学校の昼休み、クラスを半々に分けて、一方が鬼役、一方が逃げる役で、鬼ごっこをすることになった。逃げる組は全員、黒の全身タイツを着ている。私は逃げる組になったので、仲間たちと一緒に校舎を駆け回ったが、鬼の人数の方が多く、到底逃げきれないと…