夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第184夜

ホラースポットを目指して郊外までやって来た。目的地の駅に降り立つと、地下鉄でもないのに構内は薄暗く、人の気配が無い。一緒に来た友人が「駅でトイレを済ませてしまいたい」と言うから、改札内の階段を降りて地下施設へと入った。廃墟ビルのような伽藍…

第183夜

アルバイト先に黒いアライグマを連れて行った。アライグマは歩くのが遅いから、移動する時にはその都度、抱き上げなければならない。休憩時間になったので、アライグマを抱っこしてトイレに向かうと、以前一緒に働いていた柴犬がいた。柴犬は、アライグマを…

第182夜

虚無。 7時間7分30秒。

第181夜

次の授業はグラウンドでのディスカッションなのだが、私は遅刻してしまった。同じく遅刻した数人と一緒にグラウンドまで走って行くと、クラスメイトたちが円になって地面に体育座りしていた。中央では担任の先生が、生徒が提出した作文を音読しており、私は…

第180夜

ショッピングモールを目指して、関西方面に向かう電車乗った。数時間電車に揺られて、目的地で降りると、辺りはすっかり夜だった。駅から吐き出される人混みに紛れながら、「夕飯だけでも食べて帰ろう、折角なら鰻でも」と思い付いた。細い路地に入って、川…

第179夜

虚無。 6時間58分48秒。

第178夜

会館ホールに侵入するミッションが開始した。共に行動する仲間は5人ほどで、敵となる警備隊は敷地内や周辺の道路に100人ほどいた。私はホールの裏手に回り込み、建物の外壁である剥き出しの岩肌に飛び付いた。右手でぶら下がり、左手で岩を剥がすと、壁に裂…

第177夜

小学校に大量の吸血鬼が侵入した。校舎内の廊下、全ての曲がり角で吸血鬼が牙を剥いて立っているから、私も負けじと歯を剥きながら、廊下を走って階段を上り、屋上を目指した。屋上に続くドアを開けると、真っ赤な夕日が差し込む屋外プールがあり、水泳部が…

第176夜

虚無。 6時間28分40秒。

第175夜

駅を出ると大雨であった。学校までの道のりには長机が縦に並べられ、桟橋のような一本道が造られており、それに沿うようにしてテントが設営されているから、長机の上を歩いて行けば濡れる事なく登校出来た。大講堂に入ると、ちょうど、私が出演する予定だっ…

第174夜

虚無。 8時間10分28秒。

第173夜

アルバイトの面接に合格した。面接終了直後、社長は私に合格を告げると同時に、「うちで働き始めるなら、君のそのスピリチュアルな能力は剥奪しなければならない」と言った。私はオカルティックな能力についての知識も、具体的な興味もないから、曖昧な返事…

第172夜

1人でサンリオピューロランドにやって来た。入り口にて、事前に予約していたチケットとグッズの当日支払いを済ませるために、財布開けると、数枚の千円札しか入っていなかった。受付スタッフのお姉さんに「カードで」と伝えると、お姉さんは「もっとやりよう…

第171夜

夏休み、毎日のように1日中同じバラエティ番組を見続けていた。不意に、自分は今年受験生であるという事実を思い出し、しかも、未だ夏休みの宿題は放置しっぱなしであり、塾の夏期講習に通うのも忘れていた。塾にはひとまず、8月18日から通い始めることにし…

第170夜

虚無。 8時間54分26秒。

第169夜

視聴覚室でのプレゼンテーション中、私の班の発表中にも関わらず、席替えが始まってしまった。誰もプレゼンを聴いてくれないため、私は窓から外に飛び降り、駅前まで走った。駅構内を抜け、向こう側の広場に出ると、そこはフランスであった。ロータリーには…

第168夜

虚無。 8時間37分37秒。

第167夜

駅前で偶然、バイト先の店長と会った。正月明けだから「あけましておめでとうございます」を交わして、すると、店長がおもむろに紙袋を渡してきた。中には契約更新の書類などが入っているらしい。帰宅して、袋を開けると、書類の束と一緒に赤いポチ袋があっ…

第166夜

虚無。 6時間3分5秒。

第165夜

玄関を開けると、ゾンビが行き交う街である。私は郊外まで避難するために、駅前のマクドナルドでありったけのポテトを買い込んだ。店員のお姉さんは、自分がいつ目の前の仕事を捨てて逃げるべきか、図りかねているようだった。 私は大量のポテトを抱えて車に…

第164夜

虚無。 6時間4分10秒。

第163夜

自室の断捨離中、引き出しから見慣れない箱が出てきたので、開けてみると、中には10センチ前後の小さな白いインコがあった。以前飼っていた子で、5年以上前に亡くなったはずである。インコは微動だにせず、綺麗に乾燥して、まだ生きているかのように固まって…

第162夜

虚無。 8時間1分19秒。

第161夜

新しい高校に編入した。初日は新学期のスタート日のため、全校生徒が大講堂に集められた。生徒は全員、講堂の床に座っているから、私も座ろうとしゃがみかけて、ポケットからボールペンを落としてしまった。ボールペンはそのまま転がり、講堂の中央に走る亀…

第160夜

文化祭初日の朝、廊下が騒がしいので出てみると、旅行ツアー中のおばさんたちが大勢座り込んでいた。おばさんたちは「乗ってきたバスに荷物を預けていて、自分のおむつもそこに入っているのだが、運転手が行方不明だから返してもらえない。非常に困る」と訴…

第159夜

背丈ほどの大きさのサメを2体仕留めて帰路についた。駅中のデパートを通って帰るのだが、デパートは思ったよりも混んでおり、すれ違う人全員が、私の背中で伸びているサメを凝視している。ディズニーストアを抜けて、突き当たりのエレベーターに乗り込み、1…

第158夜

虚無。 9時間30分41秒。

第157夜

通りすがりのおじさん曰く「洗濯機が備え付けられているライブハウスがお気に入り」。 6時間55分23秒。

第156夜

駅前の目抜き通りへと続く住宅街の一本道、その道沿いに、アメリカ人のおじさんが1人で経営しているオープンテラスのカフェがある。おじさんは毎朝、オープンテラスのデッキ前に仁王立ちして、道ゆくサラリーマンや学生たちと挨拶をして、1人1人とハイタッチ…

第155夜

日本刀を腰に下げ、深夜のビックサイトにやって来た。入ってすぐのロビーのような空間抜けると、江戸の街並み再現した広い空間があった。実物大の大きな武家屋敷に入ると、屋敷内は大勢の若い武士たちで賑わっていた。彼らの中に1人だけ、敵襲を予測できる青…