夜間日記

2022年8月1日~2023年7月31日

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

第122夜

虚無。 7時間41分34秒。

第121夜

修学旅行で大きな神社にやって来た。砂利が敷き詰められた広大な境内を、クラスメイトたちと列を成して歩いていく。幅・高さ10メートルはあろうかという巨大な鳥居があった。その足元には、直径1メートルほどの小さなマンホールがあり、引率の先生がその蓋を…

第120夜

小学校の帰りの会で、ハロウィンの仮装を披露することになった。隣の席の人と2人で同じ仮装をして教卓の前に立つのだが、私はそんな事をするなど知らなかったため、そもそも仮装を用意していなかった。順番が来ても立ち上がらない私を見た先生は、笑顔で「倫…

第119夜

学校のグラウンドに、三内丸山遺跡を再現した、縄文時代の生活を体験できる公園が作られた。私が監修した公園ということで、同級生は口々に「こんな施設を作れるなんて凄いね」と言ってきたが、私は監修しただけであって、実際に建設した訳ではないから、気…

第118夜

虚無。 4時間46分28秒。

第117夜

玄関出ると、いつも通り静かな街の景色である。1人でぶらぶら散歩していると、住宅街の家と家の隙間から、遠くの空にマチュピチュのような丘が浮かんでいるのが見えた。振り返ると、住宅街は住宅街でも、ヨーロッパのような街並みに変貌していた。ハッとして…

第116夜

書店のレジ横に、ポケモンカードが売られていた。10種類ほど並べてあるが、1種類1パックずつしか置かれていない。私はポケモンについての知識が皆無だから、デザインで選ぼうと思い、ウーパールーパー的水ポケモンが描かれたパックと、赤色箔押しのいかにも…

第115夜

ミニチュアのパソコンを工作する為に、自分のノートパソコンのスクリーンショットを撮り、プリンターで印刷することにした。パソコンを起動すると、返信し損ねていたメールが数百件溜まっていることに気付き、驚愕した。1件ずつ開き、「返信遅れて申し訳あり…

第114夜

虚無(疲労困憊のため)。 7時間6分39秒。

第113夜

パンクバンドのライブにやって来た。ライブハウスに入ると、フロアの壁一面に調味料ラックが貼り付けてあり、化粧水のボトルが何十本と並べられていた。ライブを観るためには、この化粧水ボトルに入らないといけないらしい。私は入り方が分からなかったので…

第112夜

虚無。 5時間22分1秒。

第111夜

陶芸家の偉い先生が、我が家を訪ねて来た。彼はまだ40代の若き天才で、あと数年で人間国宝になるだろう、素晴らしい芸術家である。我が家には彼の作品が至る所に飾られており、特に玄関、靴箱の上などには、バスケットボール大の動物の焼き物が3つ並べてある…

第110夜

廃棄物や使われていない家具がゾンビ化する世界である。我が家の地下にある物置きには、10年以上放置されている家具や段ボールが山積みにされていた。しかも、地下室の扉には大きな穴が空いており、大人が余裕で出入りできる有り様である。このまま放置して…

第109夜

校庭で巨大双六が行われていた。地面に1メートル四方のマスが何百個と連なって描かれ、校庭いっぱいを占めるように巨大な渦を描いていた。参加者はYouTubeで人気の配信者たちで、観客席には大勢のファンが観に来ていたが、ひとます進む毎に「その場で23歩足…

第108夜

虚無。 5時間43分0秒。

第107夜

授業の復習をするために、休日の学校に登校した。校舎は古い木造のビルで、焦茶色の汚い板が壁や床に剥き出しで張られている。休日のはずだが、校舎内は大勢の生徒で賑わっていた。私は7階の教室を目指して、日本家屋にあるような木造の急な階段を上っていた…

第106夜

2万円で買った車を運転して、ショッピングモールにやって来た。ここに私の新しい住処があるのだ。外観は普通の大型ショッピングモールだが、中に入ると、建物は外壁だけで中身は廃墟である。天井が無いため広い青空が覗き、古代遺跡のような岩の塊や塀のよう…

第105夜

昼食は毎日、近所にある行きつけのラーメン屋で、大盛りの油そばを食べている。必ず毎日食べるのだから、前日に明日の分まで注文しておこう、ついでに明後日の分も、来週の分も、と大量に予約注文し過ぎた結果、ラーメン屋の店主は何を勘違いしたのか、私の…

第104夜

ドラマ「相棒」の、昔のドラマスペシャルが再放送されていた。100匹以上の猫が放し飼いにされている猫屋敷で、猫たちが1匹1匹包帯を巻かれ、剥製にされる事件の回である。序盤、犯人は男性だと思われていたが、防犯カメラの映像を解析し、男性と思われていた…

第103夜

虚無。 7時間34分45秒。

第102夜

卒業式の前日、放課後の廊下で、特に仲が良かったわけではないクラスメイトの女子に呼び止められた。彼女は「明日、卒業生代表のスピーチするために、スミレの花から私への伝言を聞いてきて欲しい」と言った。私は、スミレの花が何処に咲いているかすら知ら…

第101夜

虚無。 8時間1分50秒。

第100夜

その水族館には、超巨大水槽があった。幅20メートル近くあり、深さは1400メートルある。膨大なスケールの水槽はたっぷりの海水で満たされており、海をそのまま切り取ったように、数メートル級の海藻やゴツゴツとした黒い岩壁がレイアウトされていた。照明は…

第99夜

小学校の学年全員で市民プールへ遠足にやって来た。1人1人ネットカフェの個室のような更衣室が割り当てられ、そこに荷物を置いてプールへ向かった。みんなお互いを信用しているし、施設は学校で貸切だったから、誰も更衣室に鍵を掛けていなかった。プールか…

第98夜

体育館にて、「環境について考える集会」が開かれていた。出演者たちはステージ上に5人1組で座り、彼らがディスカッションしている様子を一般人は観覧席から見るというイベントであった。私は出演者側だったが、5人1組で座るタイミングで1人残ってしまい、大…

第97夜

町内の小さなリサイクルショップに入店すると、アンティーク好きの少年が、自分のコレクションを買い取ってもらいに来たところだった。少年は年代物の瓶や書籍を買取レジに預けて、私に「予想は2万円。最低でも1万円で売りたいんだ」と宣言した。私は少年と…

第96夜

虚無。 6時間29分22秒。

第95夜

中学校に2度目の入学。「また来たのか」と言われるかと思っていたら、かつての担任の先生は、私の顔を覚えていないようである。私は職員室に乗り込んで、「中学は義務教育だから、登校してもサボっても卒業出来るんだぞ」と大声で宣戦布告した。2度も中学へ…

第94夜

4車線ある大通りの中央分離帯にイベント用のテントを張って、私は予防接種を受けたい人を探すアルバイトをしていた。行き来する車両や横断歩道を歩く人に声を掛けていると、ある老夫婦が「接種したい」と申し出てくれた。私は夫婦をテントまで案内し、老婆の…

第93夜

自室の床いっぱいに、大量の茶封筒がばら撒かれていた。A4サイズの封筒ひとつひとつを拾い上げ、開封し、中に入っている書類の束と透明な袋を取り出す。書類の束は廃棄、透明な袋にはボタン電池や釘などが入っているため、それらを出して一箇所に集めておく…